劇場版名探偵コナンシリーズは今や「国民的人気アニメ」として老若男女問わず幅広い世代に支持される人気作です。1997年に公開された第1作から2019年まで毎年公開され、年々興行収入を増やしているまさに怪物作品になっております。
アニメ・漫画・映画と様々な媒体で名探偵コナンを楽しむことができますが、何を隠そう私は映画のコナンが一番好きです!そんなファン歴15年、公式の名探偵コナン検定の2級合格者の私がランキング形式で歴代全23作品おおすすめポイントとともにご紹介します。
なおストーリー・アクション・セリフ・主題歌を星で評価していますが、ランキングの順位とは関係ありませんのでご了承ください。(ランキングの順位は個人の思いが多分に入っています)
- 1 第23位:名探偵コナン 紺碧の棺
- 2 第22位:名探偵コナン 沈黙の15分
- 3 第21位:名探偵コナン 業火の向日葵
- 4 第20位:名探偵コナン 絶海の探偵
- 5 第19位:名探偵コナン 戦慄の楽譜
- 6 第18位:名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌
- 7 第17位:名探偵コナン 紺青の拳
- 8 第16位:名探偵コナン 天空の難破船
- 9 第15位:名探偵コナン 銀翼の奇術師
- 10 第14位:名探偵コナン 純黒の悪夢
- 11 第13位:名探偵コナン から紅の恋歌
- 12 第12位:名探偵コナン 水平線上の陰謀
- 13 第11位:名探偵コナン 11人目のストライカー
- 14 第10位:名探偵コナン 漆黒の追跡者
- 15 第9位:名探偵コナン 異次元の狙撃手
- 16 第8位:名探偵コナン 14番目の標的
- 17 第7位:名探偵コナン ベイカー街の亡霊
- 18 第6位:名探偵コナン 迷宮の十字路
- 19 第5位:名探偵コナン 時計じかけの摩天楼
- 20 第4位:名探偵コナン ゼロの執行人
- 21 第3位:名探偵コナン 瞳の中の暗殺者
- 22 第2位:名探偵コナン 天国へのカウントダウン
- 23 第1位:名探偵コナン 世紀末の魔術師
- 24 まとめ
第23位:名探偵コナン 紺碧の棺
「あら。いつからあなたの助手になったの私」
「いや、助手じゃなくて…相棒、かな」引用:名探偵コナン 紺碧の棺
2007年に公開された劇場版シリーズ第11作です。かつて実在した女海賊「アン・ボニー」と「メアリ・リード」の二人をなぞらえ、シリーズで初めて蘭と園子をメインに作成された作品で、主題歌も愛内里菜&三枝夕夏とTVシリーズを支えてきた歌姫二人のコンビとテーマの統一性を図っています。
ストーリー | |
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蘭と園子をメインに据える方向性は面白いと思うのですが、ストーリーが他の劇場版に比べるとスケールがやや小さいのが残念でした。テレビSPとかだと評価されると思うのですが。。。
ただ、主題歌はめちゃくちゃカッコいいのでそれだけで見る価値はあります!
第22位:名探偵コナン 沈黙の15分
「言葉は刃物なんだ。使い方を間違えると厄介な凶器になる」
引用:名探偵コナン 沈黙の15分
2011年に公開された劇場版シリーズ第15作です。シリーズ15作目の記念作でタイトルにもある「15」はストーリー終盤で起きるコナン最大の危機に繋がっています。現在のところ唯一の冬の雪国を舞台にした作品です。
ストーリー | |
アクション | |
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主題歌 | |
総合 |
恐らくは歴代の名探偵コナンシリーズで最も暗いテーマの作品です。最終盤も含めて爽快感にやや欠ける内容で「もう一度見たい!」となかなか思うことができませんでした。
ただアクションシーンは素晴らしくこの作品以降、劇場版名探偵コナンはアクション路線に舵を切っており今後のシリーズの方向性を決めた重要な作品であることは間違いありません。
第21位:名探偵コナン 業火の向日葵
「あんたのこと勘違いしてたぜ、チャーリー警部」
「お互い様だ」引用:名探偵コナン 業火の向日葵
2015年に公開された劇場版シリーズ第19作です。フィンセント・ファン・ゴッホの名画「ひまわり」が題材になっており、現実では消失したとされる「芦屋のひまわり」の模写を巡る物語です。人気キャラクター、怪盗キッドが5年ぶりに登場します。
ストーリー | |
アクション | |
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主題歌 | |
総合 |
犯人役を務めた声優さんの演技が残念で本編に集中できませんでした。アクションは素晴らしいのですがストーリーがかなり強引だったかなと思います。(当初の脚本から大幅にカットがあったらしく、その辺りが関係しているようです。)
ただ、ポルノグラフティが歌う「オー!リバル」は本当に最高でこれだけでこの映画が好きになるレベルです。
第20位:名探偵コナン 絶海の探偵
「蘭一人守れず、何が名探偵だ…」
引用:名探偵コナン 絶海の探偵
2013年に公開された劇場版シリーズ第17作です。監督が山本泰一郎から静野孔文へ変更になりました。海上自衛隊の全面協力の元、架空のイージス艦「ほたか」を舞台に某国のスパイ・Xとの対決を描いた作品。
ストーリー | |
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総合 |
沈黙の15分と似てストーリーが全体的に暗いのが個人的にはマイナスでした。イージス艦という限られた舞台だったこともあり派手なアクションシーンなどはありませんでしたが、ストーリー自体は緊迫感がありました。歴代のコナンシリーズでも少し毛色の違う作品だと思います。
第19位:名探偵コナン 戦慄の楽譜
「だって、アメイジンググレイスは許しの歌だから」
引用:名探偵コナン 戦慄の楽譜
2013年に公開された劇場版シリーズ第17作です。どんな音でも聞き分けられる「絶対音感」がストーリーのキーになっておりでクラシック・オペラの名曲が使われるなど、音楽がテーマの作品となっています。
ストーリー | |
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アクションシーンは少なめですがストーリーがきれいにまとまっており、とても見やすい作品となっています。長年コナンの主題歌を務めてきたZARDの劇場版最後のタイアップ曲となっており、エンディングを見るたびに切なく寂しい気持ちになります。前作「紺碧の棺」のコナンから灰原へのセリフのアンサーがある点が個人的には大好きです。
第18位:名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌
「アンタは怖かっただけだよ…。リセットするのがな」
引用:名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌
2006年に公開された劇場版シリーズ第10作です。劇場版10周年記念として制作され、これまでの人気キャラクター総出演のオールスター的な作品となっています。これは原作者の青山剛昌先生の要望だそうです。
ストーリー | |
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総合 |
登場人物が多いためどうしてもストーリーが薄くなってしまった感は否めません。犯人の目的と動機がわかりづらく唐突な展開もあるなど作品全体をまとめるのに苦労している印象です。ただこれほどのメンバーが集まった作品は歴代でもまれでキャラクター人気の高いコナンならではの映画という印象でした。
第17位:名探偵コナン 紺青の拳
「中身を
言い当ててくれよ名探偵。殺人という名の謎めいた拳の中身をな」 引用:名探偵コナン 紺青の拳
2019年に公開された劇場版シリーズ第24作です。コナンシリーズ初の海外を舞台にした作品となりました。もともと青山先生は原作1000話の記念としてシンガポールを舞台にした作品を執筆する予定だったのですが、京都修学旅行編に変更になったためその代わりとして映画の舞台となっています。
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怪盗キッドと京極真というなかなかレアなライバルを描いた意欲作です。監督をコナンシリーズで初めて女性が務めており恋愛要素を重視した作品に仕上がっています。ストーリーはやや単調かなという印象ですがアクションは見どころたっぷりです。個人的にはこの映画で園子の株がストップ高でした。
第16位:名探偵コナン 天空の難破船
「怪盗は盗むのが仕事。たとえそれが人の心だとしてもね。」
引用:名探偵コナン 天空の難破船
2010年に公開された劇場版シリーズ第14作です。怪盗キッドが第8作「銀翼の奇術師」以来4年ぶりにメインキャラクターとして登場しています。この映画からキッドは名探偵コナンシリーズのクールな姿だけでなく、まじっく快斗シリーズで見せるコミカルな姿を見せるようになりました。
ストーリー | |
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飛行船の中という限られた舞台だったこともありアクションシーンは抑えめです。ストーリーも大きな山場が少なかったのは個人的には残念ですが、終始、怪盗キッドのかっこよさが描かれておりキッドファンにはたまらない作品と言えます。個人的にGARNET CROWが歌う「Over Drive」は劇場版シリーズ屈指の名曲だと思います。
第15位:名探偵コナン 銀翼の奇術師
「私は好きだよ…、新一‥・」
引用:名探偵コナン 銀翼の奇術師
2004年に公開された劇場版シリーズ第8作です。第3作「世紀末の魔術師」以来5年ぶりに怪盗キッドが登場します。この作品以降、怪盗キッドが工藤新一に変装するのが定番となっており事実、劇場版シリーズの本編中に新一が登場したことは一度もありません。
ストーリー | |
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従来のシリーズで比較的出番の多かった目暮警部・白鳥警部の二人は殆ど登場せず、その代わりにキッド専任刑事である中森警部が警察関係者のメインキャラクターとして登場します。蘭が新一に告白するのはアニメ・漫画・映画を含めてこれが唯一の作品です。(残念ながらその新一はキッドの変装なのですが)
愛内里菜が歌う主題歌「Dream×Dream」は名曲です。
第14位:名探偵コナン 純黒の悪夢
「堕ちろ」
引用:名探偵コナン 純黒の悪夢
2016年に公開された劇場版シリーズ第20作です。20周年記念作品としてコナンの原点回帰をテーマに第13作「漆黒の追跡者」以来7年ぶりに黒の組織との対決を描いています。また、大人気キャラクター安室透が劇場版シリーズに初登場します。
ストーリー | |
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個人的に「めちゃくちゃ惜しい」と思っている作品の一つです。赤井と安室のライバル対決シーンがあるのですが「そんなことしてる場合じゃないでしょ!」と思わず突っ込まずにはいられず、それによりストーリーに集中できませんでした…。全体的にはきれいにまとまったストーリーで、アクション要素とのバランスも見事で良作だと思います。
第13位:名探偵コナン から紅の恋歌
「その手離したら…、殺すで」
引用:名探偵コナン から紅の恋歌
2017年に公開された劇場版シリーズ第21作です。第7作「迷宮の十字路」以来14年ぶりに平次と和葉をメインに描かれた作品です。舞台は京都で、主題歌も倉木麻衣と評価が高かった前回作品をかなり意識した作品となっています。
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この映画はクライマックスシーンでの平次の一言に尽きるでしょう。原作屈指の人気を誇る平次のセリフを劇場版に持ってくるとは夢にも思いませんでした。最序盤からアクションシーンが盛りだくさんな一方ストーリーはやや単調かなという印象です。ただ倉木麻衣が歌う主体化「渡月橋 〜君 想ふ〜」は名曲でした。
第12位:名探偵コナン 水平線上の陰謀
「あんたがあいつに似てたから…」
引用:名探偵コナン 水平線上の陰謀
2005年に公開された劇場版シリーズ第8作です。シリーズで今の所、唯一、毛利小五郎をメインに描かれた作品です。豪華客船を舞台にアクションではなくストーリー・事件を中心とした作品となっています。
また豪華客船ということでタイタニックを意識している点が見受けられます。
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作品自体は少し暗いテーマなのですが演出やセリフ回しが見事でそれを感じさせない作品です。小五郎がメインということで興行収入こそ低調でしたが個人的にはもっと評価されていい作品だと感じています。ZARDが歌う主題歌「夏を待つセイルのように」も本編にピッタリの名曲でした。
第11位:名探偵コナン 11人目のストライカー
「11人目のストライカーはお前だったんだな」
引用:名探偵コナン 11人目のストライカー
2012年に公開された劇場版シリーズ第16作です。Jリーグとのスペシャルコラボ作品となっており、三浦知良や遠藤保仁などの人気Jリーガーも本人役として出演しています。特に遠藤選手の味のある演技は話題になりました。
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一般人気は低いですが個人的にはもっと評価されていい作品だと思います。ストーリーもまとまっておりアクションシーンとのバランスも良いです。なぜ人気がないのか少し不思議に感じています。キッドや平次などの人気キャラクターが出てないことが理由なのかもしれませんが。主題歌を歌ういきものがかりの清々しさもコナンにぴったりでした。
第10位:名探偵コナン 漆黒の追跡者
「工藤新一、いつまでも追い続けるがいい…」
引用:名探偵コナン 漆黒の追跡者
2009年に公開された劇場版シリーズ第13作です。第5作「天国へのカウントダウン」以来8年ぶりに黒の組織との対決を描いており、組織のオリジナルキャラクター「アイリッシュ」との対決を描いています。また芸能人によるゲストキャラクターが本格的に登場したのも本作からとなりました。
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組織との対決ということもありストーリーは暗めですが、緊迫感があり見ごたえがありました。当時の警察関係者や組織のメンバーも総出演しており佐藤刑事が組織の影に気づく演出にも驚きました。アイリッシュはコナンの正体に気づいた優秀な組織メンバーでしたが、最後の最後にコナンをかばったシーンが敵ではありましたがグッときました。
第9位:名探偵コナン 異次元の狙撃手
「了解」
引用:名探偵コナン 異次元の狙撃手
2014年に公開された劇場版シリーズ第18作です。赤井秀一・世良真純・沖矢昴といった人気キャラクターとともにFBIメンバーが初登場しました。コナン史上初めて「原作の謎が映画で明かされる」とう衝撃的な展開が話題となりました。
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なんと言っても最後の「了解」でしょう。劇場版シリーズでこれほどしびれた一言は他になく、エンディングの映像を見ながら興奮が止まりませんでした。ストーリー重視の重厚な展開も面白く、近年の作品では最上位の出来だったと思います。
第8位:名探偵コナン 14番目の標的
「死なせやしねえ!てめえに自分の犯した罪の重さをわからせてやる」
引用:名探偵コナン 14番目の標的
1998年に公開された劇場版シリーズ第2作です。小五郎の周りの関係者が狙われるスペクタクルな展開で妃英理との別居の真相が明かされるなど原作ファンに寄せた内容になっています。犯人は歴代の劇場版シリーズでも屈指の人気?キャラクターでしょう。
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この作品は単純に面白かったです。アクション要素は殆どないですがそれを補ってあまりあるストーリーで、初めて見たときは次々と狙われる小五郎の関係者をハラハラしながら見守った思い出があります。水平線上の陰謀もそうですが小五郎のかっこよさが目立つ作品だったので小五郎ファンにはおすすめの作品です。
第7位:名探偵コナン ベイカー街の亡霊
「お前にしては時間がかかったな」
「あぁ…、結構楽しめたよ」引用:名探偵コナン ベイカー街の亡霊
2002年に公開された劇場版シリーズ第6作です。仮想体験型ゲーム「コクーン」によって19世紀末のロンドンを舞台とした作品となっています。(今で言うSAO、フルダイブ型VRですね)。実際に存在した殺人鬼ジャック・ザ・リッパーやコナンの元ネタとも言えるシャーロック・ホームズのキャラクターが登場します。
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個人的に「めちゃくちゃ惜しい」と思っている作品、その2です。終盤、コナンが諦めるシーンだけがどうしても納得できずそのシーンだけでこの順位になっていますが、それ以外はほぼ完璧とも言える内容だと思います。アクション要素は少なめですが現実世界と仮想世界で並行して進む謎解きは、見ていてうなりました。
第6位:名探偵コナン 迷宮の十字路
「やっと会えたっちゅうわけか」
引用:名探偵コナン 迷宮の十字路
2003年に公開された劇場版シリーズ第7作です。劇場版シリーズで初めて平次と和葉の2人の関係をメインに描かれています。また、現在のところ唯一、(本物の)工藤新一が登場した作品です。
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「劇場版名探偵コナンで最も雰囲気がいい作品は?」と聞かれたら大多数の人がこの作品を選ぶでしょう。正直、ストーリーもアクションシーンもこの作品より上の作品はいくつもあると思いますが、全体の雰囲気とすべてがマッチしており全く不満に思うところがありませんでした。そして倉木麻衣が歌う主題歌「Time after time〜花舞う街で〜」ほど作品にマッチした歌はないでしょう。個人的には数ある倉木麻衣のコナンタイアップ曲でも随一の名曲だと思います。
第5位:名探偵コナン 時計じかけの摩天楼
「赤い糸は新一と…、繋がってるかもしれないでしょ?」
引用:名探偵コナン 時計じかけの摩天楼
1997年に公開された劇場版シリーズ第1作です。劇場版シリーズの原点にして原典とも言える作品です。現在は原作でも人気の白鳥警部は本作が漫画・アニメを含めて初めての登場で原作に逆輸入されるキャラクターとなりました。
ストーリー | |
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第1作とは思えないほどアクション・ストーリーのバランスが素晴らしいです。犯人候補は白鳥警部と森谷帝二しかいないので事件自体は単調とも言えるのですが、謎解き要素が多分にあるため全く飽きることなくストーリーに集中できました。新一と蘭の関係の素敵さが凝縮された名作だと思います。
第4位:名探偵コナン ゼロの執行人
「僕の…恋人は…、この国さ」
引用:名探偵コナン ゼロの執行人
2018年に公開された劇場版シリーズ第22作です。大人気キャラクター安室透を初めてメインに据えた作品で「安室の女」との言葉を生み出すほどの大ヒット作品となりました。警視庁・警察庁・検察庁のそれぞれの公安が出てくるなどストーリーは劇場版シリーズでも随一の複雑さです。
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ストーリーも面白いのですが、この作品の見所はなんといってもラスト15分の圧倒的なクライマックスシーンでしょう。ほとんど安室さんのドライブテクニック一本で勝負しているのですが、アニメ作品のカーアクションでここまで興奮した作品を私は他に知りません。安室さんの名言にも鳥肌が立ち、私個人としては今の所、唯一映画館で複数回みた作品となりました。
(もちろんそれ以外は自宅で十数回ずつは見てます)
第3位:名探偵コナン 瞳の中の暗殺者
「好きだからだよ。おめえのことが好きだからだよ。
この地球上の、誰よりも」引用:名探偵コナン 瞳の中の暗殺者
2000年に公開された劇場版シリーズ第4作です。蘭が事件で記憶をなくすという衝撃的な展開からスタートし、警察関係者に犯人がいるかも知れないというドキドキも合わせてストーリー重視の作品となっています。
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とにかくこの映画はコナンにつきます。ここまで一途に蘭のことを思う姿は他の作品にはなく、作品全体が「コナンから蘭へのラブレター」とも言える内容となっています。犯人へとつながる細かな伏線描写がとても見事で全体のストーリーも素晴らしく、名探偵コナンを代表する名作だと思います。
第2位:名探偵コナン 天国へのカウントダウン
「新一が待っててって言ったから…
生きて新一を待ってなくちゃいけないから…」引用:名探偵コナン 天国へのカウントダウン
2001年に公開された劇場版シリーズ第5作です。劇場版シリーズで初めて黒の組織との対決を描いており、ジン・ウオッカは劇場版初出演となっています。また現在までのところシリーズで唯一、灰原哀をメインにした作品です。
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アクション・ストーリーのバランスが歴代シリーズで最も優れた作品だと思います。無駄なシーンが一つもなく全体がまとまっていて、コナンという枠を超えて評価されるべき作品となっています。個人的に灰原が大好きなのでかなり補正も入っているかと思いますが、劇場版シリーズを見たことがない方にも自信を持っておすすめできる名作です。
第1位:名探偵コナン 世紀末の魔術師
「バーロー、んなもん謎でも何でもねーよ。
お前が俺を助けたのは、こいつを手当てしたお礼…、だろ?」引用:名探偵コナン 世紀末の魔術師
1999年に公開された劇場版シリーズ第3作です。前半は大阪、中盤はクルーズ船、終盤は古城と3つの舞台で起こる事件はインペリアル・イースター・エッグという現実にも存在する美術品を中心に一本の線で繋がっています。怪盗キッド・灰原哀・服部平次ら人気キャラクターが劇場版に初登場した作品です。
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総合評価 |
もう個人的にこの作品は好きすぎて何度見たか分かりません。ストーリーもゲストキャラクターも秀逸で特に香坂夏美は歴代の劇場版シリーズでも一番のキャラクターでしょう。エッグに隠された謎を神秘的に描いておりコナン史上最も「ロマンのある」作品だと思います。何よりもクライマックスの探偵事務所での蘭・コナン、そしてキッドの3人が織りなす物語は100万回見ても飽きない原作・アニメのすべてが対象でも一番大好きな名シーンです。
まとめ
というわけで2020年6月25日現在に公開されている全23作をランキング形式でご紹介しました。
どの作品にも見どころがありコロナウイルスの自粛期間中の暇なひとときにおすすめの作品だらけです。これを機会にみなさんも名探偵コナン映画のファンになってください!